とりわけ注意して欲しいのは【エセ情報通に騙されない】ということです
誰もが発信者になれる時代ゆえに
目立ちたい、有名になりたい、その一心で
めちゃくちゃな情報を拡散している人も少なからず存在するからです
彼らの根底にあるのは「有益な情報を提供してフォロワーに貢献する」ことではなく
共感される発信をしていいね数やフォロワー数を増やすという承認欲求です
そういう人は
「夜の中央駅の周囲を歩くと強盗被害に遭って最悪命の危険がある」という事実よりも
「夜の中央駅をほろ酔い気分で歩いていたら黒人に話しかけられ
その後意気投合して飲みに行って楽しい夜を過ごした」
といった、まず起こりえない作り話を発信します
これはさすがに極端な例ですが、大差ない作り話をひたすらに発信し続けるので
共感者や支持者が多い=真実を語っている、と短絡的に考えられがちな昨今は
特に注意が必要なことなのです
なお、先に列記されている以外にも
様々なウソや誤解に関するお話しを収録してあります
本章を読むだけでも、あなたのリスクは大幅に削減されるでしょうし
海外旅行での満足度は大幅にアップするはずです
そして、これを知らずして人様を海外に連れて行くことが
いかに無責任で恐ろしいことなのかを実感できると思います
ご覧のとおり本章の内容はどれも重要度が高く
序列を付けることができません
(というよりも、それをすることにより
注意が行き届かなくなる部分が出る方が不安です)
ともあれ、それでもあえて強調しておきたい部分を上げるとするならば
【地図アプリでピンを打たせる習慣を!】
というところです
これは海外慣れ、旅行慣れしていないと
その発想すら持っていない人が多いからです
「3時間後にここに集合で」
そんな感じで自由行動にしても
必ず何名かの人が時間に遅れたり
それこそ、主宰者に電話でナビをお願いしたりと
トラブルが発生しがちです
しかしこのテクニックを知っているだけで
その手のトラブルを回避することができます
それ以外にも、怖いテロ対策についても
私自身が巻き込まれ掛けた経験を踏まえてお話ししています
このあたりも、二次情報を語る人からは学び得ない
テロがいかに身近なものであるかという意識を持っていただく上で
非常に役立つ内容だと自負しています
本章では、具体的な商品名・サービス名を挙げて紹介しています
そのため、項目を列記するとネタバレになってしまい
購入者との間に不平等が生じるため記載は省略します
また、実態を知らない人からの
「アレは要らない」
「これはお金の無駄」
といった横やりが入ることで
絶対に必要なものを買わずに
現地で大変な目に遭うようなことを避けたいという考えもあります
海外通ぶる人は、総じてリスクを懸念することを
未熟だの無知だのと揶揄する傾向にあります
そのような人間に感化されて、あなたがひどい目に遭ったとしても
連中が責任を取ってくれるわけではないのでご注意ください
また、リスクを軽視する人間や豪快ぶる人間ほど
実態としては臆病で、いざというときに何の役にも立たないヘタレであるという現実を
ついでに覚えておくと良いでしょう
自分の身は自分で守るべきですし
快適な環境は、自らの準備によって実現する必要があるのです